プログラミング教育の本質
プログラミング教育の本質
今日はプログラミング教育の本質について、書きたいと思います。2020年より小学校でカリキュラムが本格実施されるとのことですので、ホットな話題の1つです。
ただ、何がねらいで国あげて取り組んでいるのかをはき違えてしまうと、時間の無駄になってしまいます。それは一体なんなのか?
僕は、
協働性、主体性、コミュニケーション能力、問題解決力の向上を図ること
だと考えます。
国も、国民全員をプログラマーにしようとは考えていません。そうであればもっと積極的な投資をするはずです。公教育としてこれを入れたのは、21世紀型スキルと呼ばれる上記のようなスキルの育成に有用だからではないかと思います。
さて、どのように導入するのかが非常に大切となってきます。僕のこれまでの実践では、今のところ子どもたちは、そのコンテンツ自体にかなり夢中になっています。内容的には、キャラクターなどの対象をゴールにたどり着かせるというシンプルなものが多いです。そこから、ドローンなどを捜査する活動へとつながっていきます。見た目のインパクトに目を奪われがちなのですが、どの活動でも最重要項目は、結果ではなくプロセスです。できた、出来なかったではなく、どのような戦略を立てたか、軌道修正へのステップは適切だったか、チーム内では、協働的な会話ができていたかを評価すべきです。(これが難しく、目下研究中です。)
そして、これは間違いなくですが、45分の間に僕の想定していた内容をはるかに超えて学びを進めます。子どもたちに自由に操作させていた方が、学習が進む。この事実からわかることは、教員はこれまでの、どのように教えるか?という視点を捨て去り、どのようにその空間をマネジメントしていくかが大きく問われてくる授業だということは間違いないかと思います。個人的には、今後どの教科もそうなってくると考えていますが。
ただ、、、
文科省から現場への落とし方がえげつない。まともな研修も保障しないで「はい、やれっ」のやり方がこれまでも多々ありました。小学校英語教育もその1つです。方向性は悪くないのに実行に移すステップなぜそこまであらいのか。それはまた、別の機会に。
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